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私はあなたの止まり木でありたい。  どんなに強い鳥でも、羽ばたき続ければ疲れてしまうから。
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狭い鳥籠

わたしは待ってる

あなた自身がその翼を

望んで捥ぎ取るその日まで。




「聞こえているんでしょう。」


背後に響くのはあなたの声。

震えて 甘さを増したあなたの声。



「ここを開けなさい。」



愛しい愛しいあなたは

冷たい冷たい檻の中


―ねぇ、

「はい。」

わたしのこと、あいしてる?

 

あなたは答える いつものように


「えぇ。愛しています。誰よりも。」



鳥籠の真ん中で

視界を覆われて 後ろでに縛られたあなたがこんなにも愛しいの。




「あなたがね わたしをころしてくれるなら。」


出してあげても、イイよ?
 



「できません。」



だったらあなたが わたしを憎むまで

ずっとあなたは鳥籠の中。



「どうしてあなたは そこまでして死にたがるのですか。」


もう三日三晩そのままで

そうやって同じ姿勢で座り続けるのも辛いでしょ?





「わたしねぇ。
あなたをわたしでいっぱいにしたいの。」




あなたが私を殺すとき

あなたは私だけしか見ない
あなたはその瞳に私だけを移して
その刃で私を貫いて
その瞬間は全てが私のものになるの。


そうして私が死んだ後も。



「わたしの死を背負いながら、あなたは生きていくのよ。」








「狂ってる。あなたは・・・狂ってる。」





震えているのは、寒いから?

それとも私が怖いから?


それとも自分が犯した罪の深さに 今頃やっと気付いたの?





わたしを愛した事が間違いだった。




 

あなたの優しさ あなたの愛が

こんなにも私を狂わせる。
 




これはぜんぶ あなたの罪なの。








だから―。














あなたが狂わせた 可哀想な女に

優しい眠りを最期にちょうだい?


あなたのその優しさで。
















「愛しています、誰よりも。」



重い扉が開かれる。

軋みをあげるそれを開いたのは私。







しなやかな腕に誘われるまま

あなたの胸に顔を埋めた。










通り抜けたのは優しい風。

暖かくて心地よい あなたの匂りの。








 
さぁ、永遠の断罪をあなたに。




 












―――――――――――――――



不完全燃焼!
うあー。最近文章がスランプです。


解ちゃん助けて!笑



ちなみに男の人は村正さまイメージっていうか完璧に村正さまです。




なんかこう・・・うん。
文章力やばい!

 
咲遊
 




 
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プロフィール
HN:
咲遊
性別:
女性
職業:
学生
自己紹介:

いますぐ引き返したほうがきっとあなたのため。


私の夢の世界


歪んでたり 痛かったり。



気分を害されても
責任は負えませんのであしからず。




ちなみに、
このブログ内の文章の

無断二次転載は禁止

です。(ないと思うけど)





それではどうぞ ごゆっくり。





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