∫大切なものは虹の彼方に∫

ねぇ、おしえて？


あなたのイロは、何色なの？

今日、あの人と電話してて思ったこと。



そのいち。

「私は戦国時代の女にはなれない」


そのに。

「私はやっぱり、林檎の皮むきが下手」


そのさん。

「やっぱこいつ、むかつく」

そのよん。

「電話なんだから喋れよ」


そのご。

「私って意外と愛されてるなぁ」





あばうと そのいち。

戦国時代に行きたいというと、

「それは武将として戦いたいのか、それとも女として武将を支えたいのか、それとも忠義のために死にたいのか、それとも単に好奇心か」

と問われ、
全部と答えたら笑われた件。
「First,
君は男を支えるには適さない。」

…すみませんね、なんか。

「Second,
忠義の為に死ぬなんて君ができるはずない。」

…浮気性ですが何か。

「but...
武将にならなれる。そんな気がする。ははっ」

だってさ!


私は人を支えるのには適さないらしい。
自分で引っ張っていこうとしてその人から反感を買うと。
―その点、君は人のアシストが得意だよね。
口下手なくせにおだて上手!


あばうと そのに。

これは他愛もない話から逸れた話題。

私の作った林檎のうさぎさんは、
「いと あはれなるありさまかな。」


あばうと そのさん。

独語で近況報告をしだした。
「…切りますよ。」

って言ったら素直にやめてくれた。


あばうと そのよん。


電話なのにだんまりな件。

必死で話題探してるのは分かるんだけど、
（というか、いつも話題のネタをメモしてる紙を無くしたらしい



基本は口下手なんだから、
電話してくるのやめればいいのに。

こっちからは話題なんか提供してやらないから!




あばうと そのご。

なんとなく。

ほんと、なんとなく。









いつか仙台に一緒に行こうか。

大人になって、

お互いに幸せを見つけて、

最後のデートが仙台なんてのもいいかもしれないね!

















































なんとなく分かってる

お互いに終わりが見えてるってこと。


あなたのことは大好きだけど。
いままでも ずっとこれからも。



でもね きっと まちがいだから。

きみがわたしのそばにいて
わたしがきみのそばにいること。






お互いに相手を見る理由が違うんだから、仕方ないよね。